4人が立候補した参議院選挙宮崎選挙区では、事実上の野党統一候補で立憲民主党の山内氏と、自民党の長峯氏が激戦を繰り広げました。
17日間の選挙戦を振り返ります。
(立憲民主党 山内佳菜子氏)
「この保守王国と言われた宮崎から故郷の未来を、そして故郷の集合体である日本の未来を一緒に明るく作ってまいりましょう」
(自民党 長峯誠氏)
「どうかどうか最後の最後までのご支援を心から、真心からお願い申し上げまして、わたくしの決意とさせていただきます」
立憲民主党の山内氏と自民党の長峯氏が激しい火花を散らした参院選。
立憲民主党は、宮崎選挙区を重点区の1つとし、野田佳彦代表が国富町で第一声を上げました。
(立憲民主党 野田佳彦代表)
「この宮崎からドミノ倒しを始めて、九州から日本を変えていこうじゃありませんか皆さん。」
宮崎選挙区は全国屈指の注目選挙区となり、連日、各党の幹部や大物議員が続々と来県。
(自民党 石破茂総裁)
「宮崎のために、日本のために、全身全霊すべて捧げる人が他にどこにいる」
(立憲民主党 枝野幸男最高顧問)
「宮崎は必ず勝ってもらわなければいけない」
こうした中、宮崎でも支持率を急増させたのが参政党。
(参政党 滋井邦晃氏)
「今、国民が豊かに幸せに、そして、子どもたちが希望を持てる国にしていくのが国会議員の役目なんじゃないですか、皆さん」
(参政党 神谷宗幣代表)
「この宮崎県の人口減少で、今の宮崎守れると思いますか?守れないでしょ。だから、参政党は、立ち止まって考えてくださいって言っているんです。自分たちの暮らしを」
報道機関の情勢調査では、山内氏と長峯氏の大接戦が伝えられ、両陣営は最後まで声を張り上げ支持を訴えました。
(立憲民主党 山内佳菜子氏)
「今こそ信頼できるまっとうな政治をこの宮崎県から実現していこうではありませんか」
(自民党 長峯誠氏)
「この宮崎県の沿岸地域の皆さん、その命を守る政策をしっかりと進めさせていただきたい」
迎えた20日の投開票日。大勢の判明は、有権者が多い宮崎市の開票が確定する深夜へもつれ込みます。
そして、21日午前0時ごろ。
山内氏を当選確実とする吉報が届くと、支援者が集まった会場は拍手と歓声に包まれました。
(立憲民主党 山内佳菜子氏)
「しっかりとこの宮崎県民の皆様、日本の皆様、守っていかなければいけない、その思いを新たにしております。感謝の気持ちと責任の重さを同時に感じております」
一方、敗れた長峯氏は、支援者らに深々と頭を下げました。
(自民党 長峯誠氏)
「敗因は全て私の不徳の致すところでございまして、何ができるか、今から考えていきますけれども、皆様それぞれに小さな小さなご恩返しができるように努力をしていきたいというふうに思っているところでございます」
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