岩手県北上市に開設された参院選の投票所で20日、投票用紙の二重交付があった疑いがあることがわかりました。

北上市によりますと、二重交付の疑いがあるのは北上市鳩岡崎の江釣子共同福祉施設に開設された投票所です。20日午前、担当者が投票用紙の残り枚数を確認した際、選挙区の投票用紙が比例の投票用紙よりも1枚足りないことが発覚しました。開票が終了した段階で投票総数が投票者数に対して1票多いことから、担当者が有権者の1人に選挙区の投票用紙を誤って2枚手渡した二重交付の疑いがあるということです。

北上市は「有権者に心配をかけて申し訳ない。公平・公正な選挙の執行に今後もより一層の注意を図りたい」とコメントしています。