7月30日にボクシング世界タイトルマッチに挑む、浦添市出身の比嘉大吾選手。直近2試合は惜しくもベルトに届かず3度目の正直を誓っています。

▼比嘉大吾選手
「やっぱりもらわないことですよね。出来るだけダウンを避けたいなと思っています。今回は絶対勝ちますので、一緒に喜びましょう」
7月30日に迫った世界戦に向け練習を公開したWBA世界バンタム級2位の浦添市出身・比嘉大吾。7年3か月ぶりの世界王者獲得に向け気合が入っています。
21歳の時には、無敗でWBC世界フライ級の王者にまで上り詰めた比嘉大吾。
しかし、体重超過による王座はく奪後は、強敵ひしめくバンタム級にウエイトを移し試合を重ねてきました。

ここまでプロ26戦で21勝3敗2分。直近の2戦は、日本人王者・武居由樹や堤聖也と激戦を繰り広げるもあと一歩王座獲得には届かず―。
異例とも言える3試合連続世界挑戦で3度目の正直を誓っています。
▼比嘉大吾選手
ー勝てば7年3か月ぶりのベルトへの思いは?
「7年はすごいっすね。獲れば。いつも自信はあるんですけど、結果だけですね」
今回の相手は、オリンピック出場経験もあるアメリカのアントニオ・バルガス。

オーソドックスなスタイルの相手を想定し、比嘉は6ラウンド×3セット、計18ラウンドのスパーリングを重ねスタミナの強化を図ってきました。
▼野木丈司トレーナー
「陸上のインターバルトレーニングと同じで、手数をキープできるあるいは増やせるということで、そういう質の高いトレーニングを想定してやりました。前2戦の積み重ね、状態としてこの3戦で一番いいんじゃないでしょうか」
これまで何度も名勝負を繰り広げながら届かなかった悲願のベルトを今度こそ。全てをかけた、大一番のリングへと上がります。

▼比嘉大吾選手
「沖縄のみなさま。絶対世界に返り咲くので、いつも応援ありがとうございます。
今回も応援よろしくお願いします」
7年3か月ぶりの戴冠となれば国内最長ブランクを大幅に更新する大記録となります。沖縄からの後押しも受け比嘉選手は運命のリングに上がります。