公立中学校で提供されている給食のカロリーについて、沖縄県内全ての市町村で国の基準を満たしていないことがわかりました。小学校でも基準を達成したのは、北大東村だけです。
沖縄県教育委員会によりますと、2023年度の中学校の給食では1食あたりの国の基準値が830キロカロリーであるのに対して、県の平均は656キロカロリーで、基準を達成した市町村はありませんでした。
また、小学校は国の基準値650キロカロリーに対し、県の平均は536キロカロリー。基準を超えたのは北大東村のみでした。
要因について県教育委員会は市町村の事情によって異なるとし、物価高騰や人員・設備の不足などが複合的に影響しているとみています。
県は今年度から中学校の給食費の半額補助を始めているほか、市町村の栄養教諭などを対象とした研修会を予定していて、改善に向けた取り組みを進めるとしています。
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