岡山県津山市の阿波地域などで運行している予約型乗合交通「のるイコつやま」について、津山市の委託を受けた業者が、運転者に必要な講習を受けさせていなかったことが分かりました。
「のるイコつやま」は、利用者からの予約を受け付け、予約があった時のみ運行する交通サ ービスで、津山市の委託を受けた業者が2024年10月から阿波地域など4地域で運行しています。
津山市によりますと、今年6月30日に物損事故が発生し、市が業者に事故の顛末を確認する中で、この運転者が法令に定められた必要な講習を受けていなかったことが分かったものです。運転者は3月6日から6月30日まで運行に従事していました。この運転者は7月17日に必要な講習を受けましたが、県と警察からの指示を待って運転業務を続けるかどうかを決めるということです。
事業者が「講習の受講が必須」だという認識がなかったためで、津山市では、法令順守と安全運転を徹底するよう、業者への指導、監督を強化していくとコメントしています。