参院選岩手選挙区の候補者の戦いぶりを伝えるシリーズ「決戦の夏候補者を追う」。最終回は自民党の平野達男氏です。

参院選岩手選挙区に立候補しているのはご覧の4人です。

(平野達男氏)
「私は全力で、そして最後の選挙に全てのエネルギーを集中して戦わせていただきます」
自民党の元職・平野達男氏は第一声で覚悟を語りました。
北上市出身で参院議員3期、初代復興大臣も務めた経験や知名度を背景に、6年前に4選を阻まれた雪辱を誓います。

(平野達男氏)
「備蓄米を50万トン60万トン出しますと、これはコメの市場に別な影響が出てくるということも考えなければなりません。もう1つ大事なのは生産者の目線に立った政策の展開」
平野氏は農林水産省OBとして、持続可能な農業政策の確立を訴えています。

(平野達男氏)
「1次産業は、特に農業は私がやるしかないじゃないですか。平野達男にね。ぜひ任せてください」
他に物価高騰対策として国民に一律2万円の給付金や、人口減少社会に対応した社会保障制度の構築などを公約に掲げています。

平野氏を応援しようと、11日には長年の付き合いだという党のトップも駆けつけました。

(自民党総裁 石破茂総理)
「次の選挙に勝たなければ政治をやることはできない。平野達男、全く私心はありません。最もこの岩手のことを知るのは平野達男であります。日本のために最も岩手から日本を変えられるのは平野達男であります」
平野氏の陣営は今回、石破総理がマイクを握った奥州市をはじめ、県南7つの市と町が範囲の衆院岩手3区が勝敗のカギを握るとして、重点的に運動を繰り広げています。
(平野達男氏)
「おはようございます」

12日は6年前の前回、2400票あまりの差で敗れた一関市内で後半戦をスタートさせました。藤原崇・元衆院議員や県議会議員たちと連動した遊説を展開し、正午までに東磐井地域の6か所で街頭演説を行いました。

過密なスケジュールのため昼食時間を短くして、日程の遅れを調整することも。
(平野達男氏)
「じゃあお先します。いただきます」

この日のメニューはカツカレー。
短時間でもしっかりと食事を取ってスタミナをつけます。
(平野達男氏)
「選車では、注意されるくらいナッツを食べてぽりぽりぽりぽり」
連日厳しい暑さの中、選挙戦を通じた手応えを感じています。

(平野達男氏)
「全体的に反応は良くなっていると思います。きょうも手振りなんか、車の反応もだんだん増えてきているし、それを元気に頑張ります」

6年ぶりの国政復帰へ。政治生命を懸けた戦いは19日が最終日です。