高知県では、17日の日中から18日の昼前まで、大雨に対する警戒が必要となっています。17日午後6時40分時点で、須崎市、いの町、佐川町、日高村に「大雨警報」が発表されています。

降り始めからの雨量は197mmに達した地点も(17日18時時点)

17日午後6時までの24時間降水量が、高知県内で最も多かったのは、いの町本川の166.5mmでした。17日午前中には1時間雨量が30mm近くまでなり、昼過ぎには一時的に1時間に5mmや3mmといったん落ち着いたものの、夕方には再び20mmから30mmの雨が降りました。

「合計の雨量の多さ」に加えて、「短時間に集中して雨が降った」ことで、河川の増水・排水処理などインフラ面での対応が追いつかなくなる恐れがあり、今後も十分な注意が必要です。

「線状降水帯」発生の可能性も

気象庁は、午後4時に「大雨と落雷及び突風に関する高知県気象情報」を発表しましたが、「高知県では今夜遅くに『線状降水帯』が発生し、大雨災害発生の危険度が高まる可能性がある」ということです。

特に「中部では17日夜の始めごろにかけて、低い土地の浸水や河川の増水に警戒が必要で、高知県内全域では18日昼前にかけて土砂災害にも十分な注意が必要だ」としています。

今後の見通しと警戒時間帯

今後の雨雲の予想では、17日午後6時以降、日が暮れて夜になっても断続的に雨が降ったり止んだりを繰り返す状況が、あす18日まで続く見込みです。18日の昼間になると、雨雲は若干落ち着いてくると見込まれています。

だだ、今夜=17日夜の暗い時間帯に土砂災害などが発生すると、水道の断水などインフラにも影響が発生するおそれがあるので、今のうちに住んでいる地域の「ハザードマップ」を確認するなど、避難の準備・対策を進めてください。

具体的に、大雨への警戒が必要な時間帯は、「中部では17日=今夜9時ごろまで大雨に対する警戒が必要」で、それ以降は雨の振り方のレベルが下がるものの、明日=18日の午前中まで、高知県内全域で大雨に対する注意が必要です。

今後の1時間降水量は、多い所で60mmに達する見込みで、17日午後6時からの24時間予想降水量は、高知県内全域で200mmとなっている。これまでの雨量と合わせると、合計で400mm近くに達する地域もあり、注意が必要です。

そして、雨だけでなく、以下の4つのことにも注意が必要です。
▼落雷や突風
▼河川の増水、低地の浸水
▼河川の増水
▼土砂災害

特に、雨が上がった明日=18日午後も、土砂災害など雨がもたらす様々な災害が発生する恐れがあるため、今後も注意が必要です。