ICT=情報通信技術を学んでいる高校生が、中学生を対象にドローンを活用した出前授業を開きました。
授業を行ったのは高知県立伊野商業高校キャリアビジネス科ICTコースの3年生です。伊野商業高校は文部科学省の「DXハイスクール推進事業」の実施校に指定されています。この授業はデジタル人材を育成するための取り組みの一環で、日高村の加茂中学校の生徒たちを対象に初めて開かれました。ドローンについて説明した後、ドローンショーを披露。15機のドローンがプログラムされた通りに様々な形を作っていく様子に中学生たちは驚いた様子でした。

ショーの後は、実際にドローンを使ってみることに。こちらではリモコンを使って操縦を体験。中学生たちは高校生から教わりながら障がい物を乗り越え、奥の机の上までドローンを動かします。

(操縦体験をした生徒は)
「初めてこういう体験をしたので、思ったより難しかったけど、高校生がていねいに教えてくれて、とても楽しかったです。椅子の間を通るのが難しかったけど楽しかったです」
「難しかったんですけど、めちゃくちゃ楽しかったです。(将来は)電気科とか目指しているので、ドローンとかも、もしかかわりがあるのであれば使ってみたいです」
一方こちらの教室ではプログラミングアプリを使ってドローンの動きを指示しました。上昇、回転、前進、後退など一つずつ動きをプログラムすることで目的通りにドローンが動きます。

(プログラミングを体験した生徒は)
「自分でプログラミングしてドローンを飛ばすのが楽しかったです」
「ドローンは配達などいろいろ使えるというか、今の時代に近いと思って、これから活用されることが多くなると思うので、自分も使ってみたいなと思いました」
(伊野商業高校3年 藤本蒼波さん)
「みんなが知らないようなところでもドローンが使われている。ドローンが今後さらに発展していって、もっといろいろなところで、もっと身近な存在になるよということを分かっていただけたらと思います」

伊野商業高校は今後、企業や自治体とも連携してショーを披露するなどし、ドローンの魅力を広めていきたい考えです。
