戦後80年の節目となる今年、広島市中心部にかつてあったビアホールが期間限定でオープンしました。
広島市中区本通の広島パルコ1階イベントスペースにオープンしたのは、「KIRIN BEER HALL HIROSHIMA2025」です。セレモニーには関係者などおよそ40人が集まりました。
この場所にはかつて、1938年に開業した「キリンビヤホール」がありました。しかし、原爆の投下によって建物は外壁と枠組みだけを残し、破壊されました。

それでも、およそ4ヶ月後にはビヤホールは営業を再開。1991年に解体されるまで、街の復興へ活力を注ぎ続けました。
オープンしたビアホールは、その復興を記念するもので、会場では、8種類のクラフトビールが味わえるほか、広島にゆかりの食事を楽しむことができます。
キリンビール中四国・九州統括本部 山本恭裕統括本部長
「広島の復興の過去を振り返るとともに、未来に向けて語らえる場を提供できればという思い」
パルコ広島店 西野光昭店長
「街は生き物だと思う。完成形はなく常に進化して育っていく。その一助になれば」
「KIRINBEERHALLHIROSHIMA2025」は8月17日まで、毎日開催されています。