熊本県内の中学校でも使われている歴史の教科書で、熊本地震の死者数が、災害関連死を含まずに記載されていることが明らかになりました。

2021年度以降に発行された東京書籍の「新しい社会・歴史」では、熊本地震で亡くなった人を「50人」と直接死に限った人数が記載されていて、災害関連死を含んでいません。

一方、阪神・淡路大震災などについては災害関連死も含んだ死者数が記されています。

東京書籍は「出典元から引用する際にカッコ書きを見逃していた」と説明した上で、「今後、修正なども含めて検討したい」としています。