第173回の芥川賞に続いて、直木賞も「該当作なし」と発表されました。両賞なしは27年ぶりで、史上6回目です。

「芥川賞」の候補には、▼グレゴリー・ケズナジャットさんの『トラジェクトリー』、▼駒田隼也さんの『鳥の夢の場合』、▼向坂くじらさんの『踊れ、愛より痛いほうへ』、▼日比野コレコさんの『たえまない光の足し算』がエントリー。

「直木賞」の候補には、▼逢坂冬馬さんの『ブレイクショットの軌跡』、▼青柳碧人さんの『乱歩と千畝RAMPOとSEMPO』、▼芦沢央さんの『嘘と隣人』、▼塩田武士さんの『踊りつかれて』、▼夏木志朋さんの『Nの逸脱』、▼柚月裕子さんの『逃亡者は北へ向かう』がエントリーしていました。

しかし、先ほど、両賞とも「該当作なし」と発表されました。

芥川賞で「該当作なし」となったのは、14年前の第145回以来です。直木賞で「該当作なし」となったのは2007年の第136回以来です。

両賞なしは1998年の第118回以来、27年ぶりで、史上6回目のことです。