終盤に入った参院選、注目される争点をシリーズでお伝えしています。
今回は“コメ政策”。政府が価格高騰を抑える一方、農家はコメの値下げに危機感を抱いています。コメどころ新潟の候補者たちはどう考えているのでしょうか。

「高温の年が多いので、どうしても追肥の量が多くなってくる。ちゃんと肥料をやってあげないと、栄養がなくなっちゃうので…」

新潟県南魚沼市のコメ農家・青木拓也さん。大学卒業後に祖父のもとで農業を始め、今では農業法人を立ち上げて、稲作をやめた人たちの田んぼも引き継いでいます。

青木拓也さん
「一番は儲からないということじゃないですかね」

長年に渡るコメ価格の低迷や高齢化などで、県内のコメ農家の数は2000年から20年の間で半減しました。

青木拓也さん
「備蓄米が2000円で出たというので、それを喜ぶというよりは、もうちょっとしっかり長期的な目を見て、みんなで考えていかないといけないんじゃないかなと思います」