海の事故で現場の状況を把握し、効果的な救助につなげる映像通報システムが実演されました。

第六管区海上保安本部で9日に実演されたのは、1月から新たに運用が始まった映像通報システム「Live118」です。

118番通報を受けた海上保安庁の職員が、現場の状況を音声で把握するのが難しい場合、通報者のスマートフォンにショートメッセージでシステムのURLを送信。通報者がアクセスすると、スマートフォンのカメラがシステムと自動で接続し、職員のモニターに現場の状況が映し出されます。

その場で救命措置が必要な場合、通報者に対し心臓マッサージの方法などの映像を送信することもできます。

第六管区海上保安本部 小野雄介本部長
「ライフジャケットなり浮力を持つこと、連絡手段を確保すること、スマートフォンはぬれると使えないので、スマホの防水パックを持ちましょう。最後は118番を有効活用しましょう」

第六管区海上保安本部は、夏本番に急増する海の事故に注意し、事故が起きたときはこの新システムも含め118番を活用するよう呼びかけています。