熊本県立高校に通っていた女子生徒が自ら命を絶ったのは、いじめが原因だとして、遺族が当時の同級生たちに損害賠償を求めた裁判が終結したことが明らかになりました。

上益城郡内の県立高校に通っていた女子生徒は、2013年に自ら命を絶ちました。

その後、県の第三者委員会は「同級生から受けた誹謗中傷などが死に至った一因だ」と報告していて、遺族は、娘が亡くなったのはいじめが原因だとして、当時の同級生たちに損害賠償を求めて熊本地裁に提訴していました。

この裁判について、遺族の代理人弁護士は15日、RKK熊本放送の取材に、6月30日付で、争っていた8人全員と和解に向けて裁判を終結させたことを明らかにしました。

遺族の代理人弁護士は和解内容を明らかにしていませんが、遺族は「これ以上の裁判の長期化を避けるために和解することにした」と話しています。