盛岡市内の専門学校で、世界大会での入賞経験を持つ洋菓子職人=パティシエによる講習会が開かれました。参加者たちは、一流の技と思いに触れていました。

盛岡市の専門学校北日本ハイテクニカルクッキングカレッジを訪れたのは、名古屋市で洋菓子店を経営するパティシエの森山康さんです。
森山さんは、2013年にパティスリー世界大会で準優勝となった経験を持つ人気パティシエです。

講習会は県洋菓子協会が一流シェフたちを招いて毎年開催しているもので、会場には協会会員の職人たちと専門学校生合わせておよそ200人が集まりました。
(講習中の様子)
「気を付けているのは本当に温度管理と乳化もうこれだけです」

材料へのこだわりや、緻密な計算に裏打ちされた作業工程を紹介しました。

(パティシエ 森山康さん)
「自分の好きなものだからこそ、一生懸命になれると思う。つきつめていけると思うので、その感情を大事にしてもらいたい。昔の僕もそうだった」
参加した人たちは、森山さんが作った洋菓子を試食しながら、熱心に耳を傾けていました。
(専門学校生は)
「今後の実習とか、就職後にも今回聞いたことを生かしていければいいと思った」

「誰が食べてもおいしいと思えるケーキを作るのは難しいことだと思うので、きょう学んだことを生かして、常に成長し続けられるようなパティシエになりたいと思った」
参加者は、一流パティシエの技と思いに触れていました。