南城市の第三者委員会から職員へのセクハラ行為を認定された、古謝市長に対する3度目の不信任決議案が14日市議会で審議され、採決の結果、否決されました。

古謝市長は今年5月、市の第三者委員会からセクハラ行為を認定されましたが、大部分を否定し任期満了までの続投を表明しています。

14日開かれた市議会の臨時会で、「議会が被害者から申告を受けた事実は極めて重い」などとして7人の市議から、市長に対する不信任決議案が提出されました。



▼知念俊 市議(不信任決議案を提出)
「被害者の存在を認識した以上、市長を信任できる理由がないことは、事理明白である」

投票の結果、賛成10人反対9人となり、可決に必要な出席議員の4分の3に届かず不信任決議案は否決されました。



▼宮城秋夫 市議(与党)
「(被害者が)大変な思いをされているんだなということは感じた。早く正常化すれば良いと思っている」

議場を後にした古謝市長は支援者に拍手と声援で迎えられ、記者からの質問には応じることなく、市長室に戻りました。