相談しやすい相手は
(川野AN)皆さんにとってどういった方が相談しやすい相手はどういう方でしょうか?
(Aさん・60代)
「やはり、経験者。更年期を乗り越える策を聞けて、『みんなそうだったんだ』という思う気持ちで聞くだけでも支えになる。」
(Cさん・40代)
「(更年期を経験した人に)『もう良くなったわよ』というのを聞いて、『よくなるんだ』と思う、ゴールが見える、『ずっと続くわけじゃない』という話を聞くと、すごく楽になりました」
(川野AN)
「コミュニケーションが重要ということですね。
このテーマで話さなくて、世間話してただけでは、何にもお互いのことはわからなかったけど、このテーマで話せてよかったです。明日から、妻をはじめ、女性のみなさんに優しくします。」
(女性3人 笑)

取材を終えて アナウンサー3人の感じたこと
(川野AN)「私もわかっているつもりではいたのですが、こういう経験談を聞きますと、本当にさっき最後に言いましたけど『優しくしなくては』と実感として思いました。
これから、女性と出会って、いろんな人生を歩んでいく渋谷くんはどう思いましたか?」
(澁谷AN)
「本当に個人差があって周りの理解が一番という話もありましたけど、まだ自分がどうとか、職場の、例えば女性がどうとかではなくて、『その人それぞれの症状があるというところも、本当に一番理解しなくてはいけないんだ」いうことを強く感じました」
(藤島AN)
「その当事者の方は、こういう症状があるんだということを理解して、また、自分にも優しくしてもらいたいです。
また、同じ女性でも、私の年齢だとまだ体験したことがないので、理解できていなかったこと、知らなかったことが多かったなと思いました。
社会の一員として、知る、理解していくということに努めていきたいなと改めて思いました」
(川野AN)
「結局、必ずしも確定した診断書が取れるというわけでもないので、悩んでいる方がしょうじょうなどについて話すことを、しっかりと受け止めることが大事ということになります。
社会というのは、『今日も明日も変わらず元気』というような『予定通り』という前提で成り立っているところがありますけれども、でも女の人の体って、思うにままならない『大自然』だってことですよね」
(藤島AN)
「そうです。どうにもできないです」
(川野AN)
「今回、取材を進めてきた中で、『更年期障害』にとどまらずに感じたことがありました。
女性の体と同様で、小さな子供の体調も『大自然』。だから、いまの社会が『大自然』に対する処し方が足りていない、優しさや思いやりが足りていないという部分で、少子化の原因のひとつにもつながっているのではないかとも感じました。
女性が更年期障害に悩むのは、いかんともしがたいものなのですが、どうしても身近な方に悩み相談がないできないという方は、山口先生も『迷わずに産婦人科に来てほしい』とお話されていました。
更年期は身近な『大自然』。皆さんで向き合いましょう」

<参考>
※宮崎大学医学部付属病院・産婦人科「女性いきいき外来」
診察時間 毎週金曜日の午後のみ(予約制) お問い合わせ0985-85-1225
※MRTテレビ「Check!」11月9日(水)放送 「どゆこと!?」を再構成