女性に必ず訪れる「更年期」。
MRTテレビ「Check!」では、夫世代である川野武文アナウンサーが専門の医師や「更年期に悩む」女性たちの声を取材し、若い世代である藤島由芽アナウンサー、澁谷祐太朗アナウンサーとともに、「更年期」との上手な付き合い方や周りの理解について考えました。(前・後編の後編)

左から、澁谷祐太朗AN、藤島由芽AN、川野武文AN


「夫に弁当箱を投げつけたことも」

実際に更年期障害を経験した人はどのように感じているのか、座談会を開いて、川野武文アナウンサーがお話を伺ってみました。

座談会に出席してくださったのは、Aさん(60代)、Bさん(40代)、Cさん(40代)の3名の方々です。

左から川野AN、Aさん・60代、Bさん・40代、Cさん・40代
(Cさん・40代)
「(症状が)きついときって起きれなかったりするんですよね。
気が付けば夕方とかあるので、何も家事ができてないとか、掃除もできてないっていうことがしばしばあるんですね。
そしたら、主人が帰ってきて『何していたの?1日』って言うんです。
症状を話しても、夫はそれがわからないから、家事をしたい気持ちはあるんだけど、動けないっていうところがさらにストレスになってしまって、もうイラッとなったら、それこそ感情を抑えられなくなって・・・これ、言っていいのかな?主人にお弁当箱を投げつけたこともあったりとか・・・」


(Aさん・60代)
「私も1回掃除機を主人に・・・
何かで喧嘩したときにもうカーってくるんですよ。掃除機投げるなんて、今思い出してすごいですね」


(川野AN)
「掃除機を投げる・・・」
(Cさん・40代)
「でもわかる!本当に抑えられないんです、衝動が・・・」

絶句する川野AN

(Bさん・40代)
「まだうちは子供が小さくて手がかかってしまうので、1人になりたかったりとか、体を休めたいときにゆっくり休めないのがつらいなっていうところで、確かにそこで夫が手伝ってくれたらすごく楽なんだろうなとは思うんですけど」

(左)川野AN、(右)Bさん・40代


職場の理解は少し増えているかな

さあ職場ではどうでしょう?

(Aさん・60代)
「やっぱり我慢をしてしまうことはあると思うんですけど、私も会社勤めをしていまして60歳まで働きましたけれども、もう、それはひたすら我慢で、『もう60歳になったら辞められる』という思いで仕事をやっていたと思います」

Aさん・60代

(Bさん・40代)
「例えば、生理であったり、出産前のつわりとかに関しても、少しずつ理解は増えてるような気がするんです。
なので、その流れで更年期というものが、もうちょっと、みんなが知って広まっていっていけば、例えば、『更年期休暇』みたいなものが取れるようになってくると個人的にはちょっと嬉しいなと思いますね」

Bさん・40代