7月14日は、太平洋戦争末期に釜石が連合国軍による最初の艦砲射撃に襲われた日です。
これに合わせて、市内の中学校では艦砲射撃をテーマに作られた合唱曲が披露されました。

釜石市では14日、正午にサイレンを鳴らして艦砲射撃の犠牲者を悼みました。

(市民は・・)
「これから未来を担う子どもたちのために絶対戦争は起こしちゃいけないっていう気持ちを胸に」

また釜石中学校では、艦砲射撃の体験をもとに作られた合唱曲「翳った太陽」を地元の女性コーラスグループ翳った太陽を歌う会が披露しました。

1945年の7月14日、連合国軍は釜石への艦砲射撃を実施。
8月9日には2度目の艦砲射撃が行われ、製鉄所などへの砲撃で多くの市民が命を落としました。

(生徒は)
「経験していないからこそ伝えられるものは絶対にあると思うので後世の子どもたちに伝えていきたいと思います」

「いま世界でも戦争や紛争があるところがたくさんありますけれども少しでも人々の命が救われることを願って後世に伝えていきたい」

戦争の悲惨さを歌で伝える翳った太陽は、戦後80年の節目の年に行われる来月9日の市の戦没者追悼式でも披露されます。