今回の参院選、有権者はどんな点に注目し、候補者にどんなことを聞いてみたいのでしょうか?有権者が抱く疑問を候補者にぶつけてみました。

街の人に聞くと一番多く声が上がったのが…
「全体的に高いですよね」
「なんでも値上げしているので…」
『物価高対策』です。

減税や現金給付など各党が対策を打ち上げていますが…
【50代 自営業】「消費税減税とか言っているけど、実際そういいながらも本当に実現できるのかどうか」
【50代 会社員】「財源はどういう風にするのかなと」

財源についての疑問です。
時限的な食料品の消費税ゼロを公約に掲げている打越さん。

立憲民主党は5兆円の財源が必要としていて、積み過ぎた基金の取り崩しなどを行い、赤字国債に頼ることはないとしています。

その後の導入を目指す給付付き税額控除については…
【立憲民主党 打越さく良 候補】「給付付き税額控除については制度設計が少し時間がかかるんじゃないかということで、最長2年の間に給付付き税額控除の制度設計をちゃんとして移行していくと」

自民党は国民全員に2万円を給付し、子どもと所得の低い人にはさらに2万円を上乗せするとしていて、3兆円題半ばの財源は税収の上振れ分などを活用する考えです。

【自民党 中村真衣 候補】「減税というものもありますけど、財政という部分で年金であり介護であり医療であり、そして子育て。そういった財源を考えると直接的に給付という形が今の現時点ではベストなのではないかなと思っています」

一方、参政党は15歳以下の子どもに毎月10万円を支給するとしています。平井さんは子ども家庭庁は不要とし、脱炭素や男女共同参画の事業を見直すことで財源を捻出できるとしています。

【参政党 平井 恵里子 候補】「子ども家庭庁という組織を作らなくたって、国から直接そういう児童手当だったりとか、困ったりしている人の手当てだったりは渡せるので、そういう組織が要らないと考えています」

そしてお金絡みでいうと、こんな意見も…
【60代 医療系】「大企業とかは賃上げとか言われていますけど、実際自分たちには実感ないので、それが実感できるようにしていただければうれしいなと」

連合新潟によりますと、今年の春闘に関する中間集計の結果は過去最高水準の賃上げになるということです。ただ、物価の上昇に追いついていない面もあるほか、いまだ賃金が上がっていない中小企業も多くあります。

候補者は…
【自民党 中村真衣 候補】「まずは雇用の部分ですよね。たくさんの企業を誘致して雇用を増やしていかなければ賃上げという部分でも難しいと思いますので」

【立憲民主党 打越さく良 候補】「最低賃金、ここが鍵だと思いますね。全国同じ1500円にするということ。それが新潟から中央に人口が流れてしまって若い人たちが行ってしまうということも留めることもできると思いますし、賃上げにつながると思います」

【参政党 平井 恵里子 候補】「中小企業は(賃上げは)出来ないと思っています。私の住む三条市でもほとんどが中小企業ですので、賃上げは現実的な話ではないなと。それであるならば国民負担率を下げれば私たちのお財布に入るお金が増えるわけですからそっちの方向で」

また、医療費負担や現役世代で増える社会保険料のあり方について聞きたいという声も。

【有権者は】「やっぱ医療ですよね。処方してもらう薬も種類も増えているし、金額も増えている。将来不安です」

【参政党 平井 恵里子 候補】「社会保険料の大部分を占めるのは医療費ですよね。何かあったら医者に行くじゃなくて、お医者さんに行かなくてもいい体づくり、生活習慣病というのはその名の通り生活習慣を見直せば予防できるものなので、そういうふうなことにシフトしていくべき」

【自民党 中村真衣 候補】「少子化という部分ではこれからは子育てであったり、子どもたちにしっかりと重点を置くべきなのではないかなと」

【立憲民主党 打越さく良 候補】「高齢者の窓口負担とかあるいは病気の方たちの窓口負担というものを増やすような形、そういう形で誘導されるような議論ではなく、必要な医療をどうやって限られた資源をどうやって分配していくかということを考えなければいけないと」

方、諸派の原田さんについてもお話をお聞きしました。原田さんの主張はご覧のようになっています。