広島高速5号線・二葉山トンネルの掘削工事による影響を訴える住民が湯崎知事と意見交換しました。

意見交換会には、二葉山トンネルのルート上にある牛田東地区の住民5人が参加しました。

掘削工事をめぐっては、大型掘削機=シールドマシンの破損や地表面の隆起などで何度も中断しましたが、5月にトンネルは貫通。広島高速道路公社は9日、専門家の意見を聞いて「掘削による地表面の変動は収束した」と結論づけましたが、住民は「今も変動が続いている」などと訴えていました。

意見交換会では住民が「掘削工事で生じた、騒音や振動による精神的な苦痛も補償してほしい」などと訴えました。湯崎知事は「騒音なども法令が定める基準を満たしている」と改めて説明しました。

広島県 湯崎英彦 知事
「事前のご説明が不十分であったと、それがみなさんの非常に大きな不信につながっている」

公社は住宅の被害調査や補償について、近く住民説明会を開く予定です。