ウクライナ保安庁の幹部職員が首都キーウ市内で銃撃され死亡しました。
これは、銃撃の様子をとらえた防犯カメラの映像です。駐車場に向かって歩く男性にとまっている車の間を通って男が歩み寄り、銃を向ける様子がうつっています。その後、男は現場から走り去りました。
ロイター通信などによりますと、ウクライナ保安庁は、首都キーウ市内で10日朝、幹部職員が銃撃され死亡したと発表しました。保安庁などが事件の詳細を調べているということです。
ウクライナメディアによりますと、犯人は幹部職員に向けて5発発砲した後、現場から逃走しました。
ウクライナ保安庁は先月、「クモの巣作戦」と称してロシア各地の軍用飛行場をドローンで攻撃し、戦略爆撃機などを破壊したほか、ロシアへの諜報活動や破壊工作に関わっています。
アメリカのニューヨーク・タイムズ紙は、銃撃された幹部職員は1990年代から軍務にあたり、去年夏のウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃において重要な役割を果たした部隊に所属していたと伝えています。
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