事実上の“政権選択の選挙”と指摘される今回の参院選。私たちの暮らしにはどう影響してくるのでしょうか。与野党幹部に聞いていきます。8回目のきょうは、議席獲得を狙う社民党と日本保守党です。
社民党 福島みずほ 党首
「ミサイルよりも米を、ミサイルよりも暮らしを、ミサイルより平和を」
炎天下のなか声を張り上げる社民党の福島党首。社民党の掲げる公約には、脱原発やジェンダー平等などリベラル政党らしい政策がずらりと並びます。ところが、演説で際立ったのが。
社民党 福島みずほ 党首
「どうか社民党の議席をどうか増やしてください。社民党を残してください」
かつて二大政党の一角を担った「社会党」の流れをくむ社民党ですが、今は国会議員がわずか3人。党の存続が危ぶまれる崖っぷちに立たされているのです。
「貴重だけど、もうなんか存在感がもう見えないよね」
それでも福島党首は、「社民党は国会に必要だ」と訴えます。
社民党 福島みずほ 党首
「社民党だからこそ言えることがある。軍拡は問題だし、『もっと社会保障に使え』とか、『差別・排外主義にも断固戦う』っていうのは社民党なので、ジェンダー平等も含めて、どうか社民党を応援してください」
一方、去年の衆院選で初めて議席を獲得した日本保守党。今回、特に百田代表が訴えたいのが。
日本保守党 百田尚樹 代表
「国民の生活が壊れかけている。そして日本のもの作りの構造が壊れかけてる。そして外国人が大量に入ってくることによって、日本社会全体が変容して壊れかけている」
こうした主張には、「ヘイトスピーチ」ではないかとの声も上がります。
「今、すごく外国の方の労働力に頼っているじゃないですか」
「ちょっとヘイト(スピーチ)に近いことをおっしゃっていて、政策とは言えない気がするんですね」
これに百田代表は。
日本保守党 百田尚樹 代表
「日本の文化を尊重し、日本のルールを守る。そういう外国人に対しては、私たちは何も文句言うつもりないですよ。質の悪い外国人は最初から日本に入れてもらいたくないと、こういうことを言ってるだけ」
日本保守党は議席獲得で何を目指すのでしょうか。
日本保守党 百田尚樹 代表
「行き過ぎた再生可能エネルギー政策。そして野放図な移民政策、外国人政策、そして減税。これをとにかく訴えていきたい、国会でも」
党としての生き残りか。更なる勢力の拡大か。それぞれ正念場を迎えています。
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