フジテレビの筆頭株主となっている旧村上ファンド系の投資会社がフジ株を買い増し、保有比率が16%を超えたことがわかりました。

旧村上ファンド系の投資会社と村上世彰氏の長女・野村絢氏が保有する「フジ・メディア・ホールディングス」の株式は今月3日に16.32%に達したことが、きょう公表された報告書でわかりました。

一方、フジ側は、旧村上ファンド側が株式の33.3%を取得する可能性があるとして、事実上の買収防衛策を発表しました。

ファンド側が20%以上の株式を取得するなどの場合には、他の株主に新株の予約権を無償で割り当てて、ファンド側の保有比率を下げることができるようにします。