「火をつけるつもりはなかった」という弁明
立山町のアパートの犯行について、林被告は「ガソリンを流し込んでその臭いで恐怖を感じさせる計画だった」と説明し、「火をつけるための道具は持っていなかった」と主張しています。
しかし検察側から「発火するとは思わなかったのか」と問われると、「なにかのはずみで発火するかもとは思った。静電気や電気のスイッチを入れたら発火原因になるとは考えた」と答えており、危険性を認識していたことを認めています。
「着火してしまう可能性はゼロではないが、たぶんないと思った」という発言からは、消防士としての知識を持ちながらも、その危険性を過小評価していた様子がうかがえます。
