遺体の死因や死亡日時を調べる「検案」を長年手がけ、警察に協力したとして広島県福山市の医師に警察協力章が贈られました。

9日、「警察協力章」を受章したのは、福山市で内科・小児科医院を営む医師の橘高諭さんです。「警察協力章」は、警察に長年協力し功績を残した人に対して警察庁長官から贈られるもので、ことしの県内の受章者は橘高さんのみです。

橘高さんは1997年から福山西警察署の検案医としてこれまで1,000体以上の検案を行っており、若手警察官の検視能力の向上にも貢献しました。

橘高諭さん
「検視はする方もされる方も大変なことなので、実態を知っていただき、検視に対する理解を深めていただきたい」

現在、県内ではおよそ300人の検案医が現場や警察署で検案をしているということです。