自民党の鶴保庸介参議院予算委員長が「運のいいことに能登で地震があった」と発言したことについて、石川県の馳浩知事は10日の記者会見で改めて「論外」だとし、本人に強く抗議したと明らかにしました。

石川県・馳浩知事「まず第1点。論外であります。使っていい表現ではないと私も断言したい」

この問題は8日、自民党の鶴保庸介参議院議員が和歌山市で開かれた集会で、2拠点生活について訴える際「運のいいことに能登で地震があった」と述べ、その後発言を撤回したもので、被災地だけでなく、与党内からも批判が上がっています。

馳知事は10日の記者会見で、鶴保議員から9日午前に直接謝罪の電話があったことを明かし強く抗議したと述べました。