暗闇でもがく子供たちに伝えたい思い

「みらい外来」を訪れたのは、光莉さんと母・ゆかさん。

光莉さん(16)
「小学校を変えなくちゃいけなくて。変わった1か月ぐらいからちょっときつくなっちゃって」

風子先生「朝起きれた?」
光莉さん「起こされた」

風子先生「帰ってからはどう?」
光莉さん「帰ってからはちょっと体調崩して風邪ひいたくらい」

風子先生「夜は眠れる?」
光莉さん「体が起き上がらん」

風子先生「そうねぇ、でも前よりいいじゃん全然」
光莉さん「良くなっていると思います。LINEでもいつでも言っていいしって言ってくれる」

光莉さんは今年、希望していた通信制高校に入学しました。

光莉さん
「レポートと生活習慣を出来るだけ頑張っている感じ」

自分の居場所を探し続けたかつての非行少女。

今は医師として暗闇でもがく子供たちを明るく照らし、追い風となって優しく背中を押します。

風子先生
「私自身がとてもきつかった思春期なので、一歩間違ったら生きていないんじゃないかと思うんです、そういった子たちに何か助けられるようなことがないかなと日々思っていて、ちょっとでも生きる勇気になったり頼っていいんだと思える世界が作れたらと思って、日々向き合っています」