青森県弘前市の中学生たちが「理想のリーダー」を考えました。議論を深めるのに力を借りたのは人口知能『生成AI』です。

生成AIを使った授業をしたのは、弘前大学附属中学校の3年生です。

8日はグループに分かれ、弘前市が抱える課題、「交通の不便さ」や「観光地としての魅力不足」などについて考えました。

生徒たちは最初、生成AIに課題ごとにリーダー像のサンプルを示してもらい、その政策の実現可能性や課題を話し合い、理想のリーダーを決めました。

生徒の発表
「(「遊ぶ場所の不足」という課題には)47歳で、人物像が情熱的で行動力があって、若者の文化に理解があって、新しい技術やトレンドを取り入れる人です」

生徒は
「どの課題に対しても、同じような解決策が多いなと思った。AIに頼るのも大事だと思うんですけれども、自分の創造性とか新しい意見を大事にしていきたい」

授業は、弘前大学の蒔田純 准教授が監修していて、生成AIの提案に誤りがないかを確かめながら活用するために、訓練を積んでいくことが重要としています。