アメリカのトランプ大統領が80年前の原爆投下を正当化する発言をする中、長崎市では46年にわたって続く「反核9の日座り込み」が行われました。

今回で512回目となった座り込みには101人の市民らが参加。猛暑の影響か、観光客の姿もまばらな平和公園で祈念像の前に座り込み「武力で平和は作れない」と訴えました。

アメリカのトランプ大統領はイランの核施設攻撃について「広島と長崎への原爆投下と本質的に同じで戦争を終結させた」などと発言し、原爆使用と共に正当性や成果を強調しています。

長崎県平和運動センター被爆連・川野浩一議長「私たちとしてはそういうことは絶対に許せない」

被爆者・田中安次郎さん「そんなのに対して戦々恐々とするのではなく、足を地につけて対応しないといけない」

8月9日の式典にはロシアやイスラエルなど紛争当事国も出席する意向を示しており、長崎市は現在、「平和宣言」の文面の検討を進めています。