鳥取県中部西部のジビエのPR活動をしている「ほうきのジビエ推進協議会」で、男性事務局員が約220万円を私的に流用していたことがわかり、9日、協議会が謝罪しました。
「皆さんにご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ないです。」
ほうきのジビエ推進協議会によりますと、私的流用をしていたのは50代の男性事務局員で、去年10月から今年2月にかけて数回にわたり、ジビエフェスといったイベント開催のため鳥取県から受け取った委託料を勝手に銀行口座から引き出したほか、現金で保管されていたフェスの売上金や協議会の会費などを抜き取っていたということで、私的流用は総額220万にのぼります。
イベント費用の支払期日が迫った今年3月に事務局員本人が委託料を出した鳥取県に申し出て、私的流用が明るみに出たということで、協議会は男性事務局員を懲戒解雇とし、業務上横領での刑事告発を警察に相談しています。
協議会はジビエのPRのため飲食店や食肉業者などで組織されていますが、常勤していたのはイベントを取り仕切るコーディネーターを兼ねた男性事務局員1人だけで、現金や預金の管理も含め任せきりでノーチェックの状態でした。
協議会は新たに会計担当理事を置き、お金の出入りのチェック体制も強化して再発防止に努めることにしています。
なお男性事務局員は現時点で70万円を返金したということです。