迎えた9日の初戦。相手は、上伊那農業です。

先発のマウンドに上がったのは、壮さん。
監督の徹さんは、壮さんに「努力は必ず報われる」とマウンドに送り出しました。

初回、2つの三振を奪い、テンポの良い立ち上がりを見せます。

2対2で迎えた6回表2アウト。高めに浮いたボールをはじき返され、3塁打を許します。しかし、ピンチを迎えた場面でも。

木村壮さん:「絶対に抑えてやるという気持ちで投げたんですけど、打たせて取るというイメージの中で」

バックを信じて腕を振り抜きました。

その後、迎えた7回ウラ。2アウト満塁のチャンスを迎えます。
ここで、打席に入るのは、5番の壮さん。

カウント1ボールで迎えた2球目。

木村壮さん:「仲間がつないでくれたチャンスなので絶対に一本出してやるという思いで」

自らを援護する勝ち越しの満塁ホームラン!これが決勝点となりました。
壮さんは、9回を完投し、14奪三振。6対2で初戦を突破しました。

木村徹監督:「成長したなって思いますね。(この先の試合も)自分のやってきた2年半の成果をしっかり出してほしいと思う」

木村壮さん:「勝つことが(監督への)最大の恩返し。これからも勝っていけるようにがんばりたい」


中野西高校は13日、セキスイハイム松本スタジアムで松商学園と対戦します。