大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」の開業を今月25日に控えた名護市で、AIを活用した乗り合い型交通サービスの実証運行が10日から始まります。

名護市内の一部の地域で実証運行が始まるのは、「AIオンデマンド交通mobi」と呼ばれる乗り合い型の交通サービス。ジャングリア沖縄の運営会社と沖縄セルラー電話などが、住民と観光客の交通利便性の向上を目指して導入するもので、9日には翌日の運行開始を前に関係者が出席して出発式が行われました。

路線バスのように時刻表や決まった経路がなく、利用者がアプリや電話で場所と時間を予約すると人工知能・AIが最適な運行ルートを決めます。

車両は8人乗りで、市内の観光施設や公共施設、病院など247か所で乗り降りが可能です。

▼ジャパンエンターテイメント 佐藤大介 副社長
「単に渋滞解消じゃなくて、沖縄の旅、やんばるの旅がより充実するものになると、そして、地元の方にとっては生活がより豊かになるようにつなげられるものを探しながらやっていて、ぜひご利用いただきたいと思います」

実証運行は10日から来年2月末まで行われ、利用状況に応じて乗降スポットの増設やエリア拡大などを検討することにしています。

運行は朝7時から夜10時頃までで、運賃は、1回あたり大人500円、子ども250円の定額制となっています。