連日各地で35度を超える猛暑日が続く中、子どもたちの熱中症対策が求められています。
これまでは女性が使用するイメージが強かった「日傘」ですが、最近では、男性向けの日傘も販売されるなど、幅広く使用されるようになってきました。

では、暑い日差しを避けるために、登下校の子どもたちに「日傘」を持たせてもいいのでしょうか?
岡山市立の小学校に通う女子児童(小学4年生)の保護者の男性から
「熱中症対策として、ネッククーラーをつけて通学させている」
「できれば日傘を持たせてあげたいが、日傘での登下校について、
明確なルールを聞いたことがないので、どうしたらいいのか…」
と相談が寄せられました。
果たして「日傘」で登校していいのか?岡山市教育委員会に聞いてみました。
88の小学校などを管理・運営する岡山市教育委員会では、小学生の日傘登校について、明確なルールは定めていないということです。
その理由について、岡山市教育委員会・保健体育課は
「通学路が狭い場所もあり、日傘を持って登校すると、車や自転車などに接触するおそれがある」としています。
学校活動全般における熱中症対策について、岡山市教育委員会は、国の「熱中症対策ガイドライン」に基づき、それぞれの小学校で独自の対策・判断を求めているとしています。
岡山市教育委員会によると、現時点、市立の小学校で、日傘登校を認めている学校は数校あり、日傘登校を検討している学校も数校あるということです。