アメリカのトランプ大統領が去年の選挙活動の際、「台湾が侵攻されれば北京を爆撃する」と中国の習近平国家主席に伝えたことがあると語っていたとCNNテレビが報じました。

これはCNNテレビが8日に報じたもので、去年の大統領選挙中のトランプ氏の発言を録音したテープを入手したとしています。

トランプ氏は大口寄付者を対象にした非公開の集会で、習主席と話した際のこととして、「台湾が侵攻された場合にはアメリカが北京を爆撃すると伝えた」と語ったということです。

習氏とのやりとりがいつ行われたかについては言及されていませんが、習氏の反応について「私のことを狂っていると思ったようだ」と振り返っていたとしています。

また、ロシアのプーチン大統領に対しても、「ウクライナに侵攻した場合にはモスクワを爆撃する」と伝えたことがあるとも発言していたということです。

CNNはトランプ氏の陣営がこの音声についてのコメントを拒否したとしています。