一般病棟の整備が必要な「むつ総合病院」について、東京の建築事務所が耐震改修を行うことで、病棟の長寿命化が可能かを探る現地調査を行いました。
8日の現地調査では、東京の建築事務所の担当者4人が建物の中に入っている鉄筋が設計図通りの間隔に配置されているかや、タイルにすき間がないかなどを専用の機械などを使って確認していました。
「むつ総合病院」は老朽化などが進み、新病棟の建設に向けた計画が進められていましたが、資材費の高騰などを理由に白紙撤回されていました。
病院を管理する下北医療センターが耐震改修をするか、規模を縮小して新築するか、検討・調査する業務を委託していました。
内藤建築事務所 矢口正宏 構造部長
「長寿命化、それから耐震化、もしくは新築かを総合的に、今回調査させていただいて、どういう形が病院にとってベストなのかということをこれから、全社をあげて取り組んでいきたい」
下北医療センターでは、事務所側から12月19日までに出される耐震改修か新築かの2つの案について検討・調査した結果と、財政シミュレーションをもとに今年度中に病棟の整備方針の策定に着手したいとしています。