交渉の鍵を握るのは「自動車」

専門家は今回のトランプ大統領の動きをどう見ているのでしょうか?
(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 塚田裕昭 主任研究員)
「いままでの交渉が進展していないことの表れ。関税が課せられるのは避けられない前提で、企業も今後の戦略を考えざるを得ない」
東海地方にとって気がかりなのが「自動車」。今回の関税は、すでに発動されている自動車への25%の追加関税には上乗せしないということですが、今後は、この「自動車」が交渉の鍵を握るといいます。

(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 塚田裕昭 主任研究員)
「対日貿易赤字のかなりの部分が自動車によって生じているので、自動車は交渉上でも大きなウエイトを占める」
新たな関税が発動される8月1日に向けて、日本は再びアメリカと交渉することになりますが…
(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 塚田裕昭 主任研究員)
「日本の選挙が7月20日。その結果次第で交渉が難しくなる。場合によっては8月1日の時点で交渉自体は終わらずに再びの延長か、とりあえずここまでということで、25%の関税が実施されることも」