創立20周年を迎えた琉球ゴールデンキングスの球団社長に、33歳の仲間陸人さんが就任しました。一方ハンドボールの琉球コラソンは興南高校での指導歴が長い大ベテランが就任です。

2006年に産声をあげた琉球ゴールデンキングスは、翌2007年に当時のbjリーグに参入。リーグ最多4度の日本一に輝くと、2016年にスタートしたBリーグでもおととし、初優勝を飾りました。ことしは天皇杯でも県勢として初の日本一に輝き国内を代表するクラブに成長しました。

来年にはよりスケールアップした国内の新リーグ、Bプレミアの開幕も控えるキングス。今月からは新たに那覇市出身の33歳、仲間陸人社長が就任。さらなる成長に向けた組織作りを進めています。

▼仲間陸人 社長
「ファンのみなさんと共に成長していきたいという思いでしかないので、みなさんとこれから作るキングスは僕自身も楽しみですし、そのキングスをファンのみなさんにも楽しみにしてもらえたらと思っています」

これまで球団の社長を務めてきた白木享さんは会長に就任したことも合わせて発表されました。気持ちを新たに最後のBリーグで日本一を目指すキングスは10月4日の開幕戦で横浜Bコルセアーズをホームに迎えます。

一方で、興南高校男子ハンドボール部を14回の全国制覇に導いた黒島宣昭さんが新たに琉球コラソンの監督に就任しました。黒島宣昭さんは、1983年から39年間興南高校を指導し、全国優勝14回の実績を残した名将です。

「沖縄の子どもたちに感動を与えたい。まずはプレーオフ進出を目指す」と抱負を語りました。

▼黒島宣昭さん
「誰が出ても戦力が落ちない、スピード溢れるハンドボールプレーができたら、1つでも多く勝利できるようにみなさんに多く感動を与えられるように頑張っていきたいと思います」

コラソンの水野裕矢代表は「先生が育てた選手たちが先生のもとで再びプレーしたいといった好循環も生まれる」と期待を語りました。

今シーズンは9月に開幕、全26試合を戦います。