倉敷市真備町地区などで甚大な被害が出た西日本豪雨から6日で丸7年になります。記録や記憶を語り継ぎ今後の災害に備えてもらおうと先月(6月)、倉敷市で写真展と講演会が開かれました。
2階まで水が来るとは思っていなかった

「家の片付け途中、2歳の子どもが手伝いをしようとしている様子です。私はこれを見てまた真備に住み続けようと思いました」「復旧は家・道路・公共施設・様々なライフライン等の物の解体から始まった。誰もが、あの時はできたけど二度はもうできない」

約350枚の写真が当時の被害と復興への歩みを伝えます。先月、倉敷市の玉島市民交流センターで開かれた写真展です。水害の伝承に取り組む住民グループが被災者から募ったもので、その時々の心境などが書き添えられています。

(訪れた人)
「私も災害にあった1人だから七夕が近づくとやっぱり思い出しますよね」

最終日には講演会も開かれました。写真を出品した1人、岩本光子さん、80歳。当時、倉敷市真備町箭田で被災しました。

(岩本光子さん)
「ほんと2階の方まで水が来るとは思っていなかった。私も含めてなんですけども」