事実上の“政権選択の選挙”と指摘される今回の参院選。私たちの暮らしにはどう影響してくるのでしょうか。与野党幹部に聞いていきます。きょうは、組織票の大幅な減少を受け“新たな戦略”で生き残りをかける公明党です。
公明党 斉藤鉄夫 代表
「やると言ったら必ずやり切ります」
およそ300人の聴衆を前に声を張る公明党の斉藤代表。
山形純菜アナウンサー
「多くの方が集まっていますが、年配の方が多い印象があります」
支持団体、「創価学会」の強固な組織票で選挙戦を勝ち抜いてきた公明党にいま、危機が訪れています。
ピーク時およそ900万票あった国政選挙の比例得票数は、去年の衆院選で600万票を割り込みました。
山形純菜アナウンサー
「(街頭では)熱狂的な支持者の方が多いなって思ったんですが、それが票に繋がっているのかどうか」
公明党 斉藤鉄夫 代表
「街頭演説を聞きに来てくださる方、足を止めて聞いてくださる方には届くんですが、それ以外のところになかなか届けていない」
“支持団体”以外にも、どうアピールしていくかが課題と話す斉藤氏。ことしに入り、若者などを狙って党のユーチューブで“サブチャンネル”を開始しました。
斉藤氏
「時刻表を読む『読み鉄』が私のジャンル」
スタッフ
「石破総理はどういう…?」
石破総理
「『乗り鉄』兼、乗って酒を飲むのが大好きだ。『飲み鉄』」
斉藤氏
「あっはっはっは」
幹部の“素顔”など政治の裏側をつまびらかにする内容を配信。また、AIを駆使して、党への“フェイクニュース”をチェックするなど、SNS上の危機管理も強化しています。
山形純菜アナウンサー
「新しい試みっていうのが若年層とか無党派の方々に響いてるなっていう感じはありますか」
公明党 斉藤鉄夫 代表
「あるんです。例えば駅を歩いてたら、斉藤さん斉藤さんってね、若い人から声かけられて。サブチャンネル、見ましたよ、面白いねって」
一方、選挙戦で訴えたかった「消費税の減税」が公約に盛り込まれなかった理由について質すと。
山形純菜アナウンサー
「(消費税減税の見送りは)自民党と足並みを揃えてるんじゃないかという声も聞くんですが、そのあたりはどうでしょう」
公明党 斉藤鉄夫 代表
「物価高対策として税率を上げ下げするのは決して良くないっていう考え方は、ある意味で(自民党と)一致していましたから、我々が追随したわけではありません」
ただ、街頭演説に集まった支持者は、党の抱える現状を冷静に見つめているようです。
支持者
「(Q.若い人への浸透は)なかなかそれは難しいね。それ(サブチャンネル)はそれで見とると思うんだけども、それはなかなか浸透していないね。良いやつは出しとるんだけれども」
支持者
「(Q.与党から離れた方がいいとかは)政策の実現が早いからくっついているだけ。別に自民党どうのではなくて。一番まだ一緒にくっついていれば実現しやすいからいるだけで、自民党をかばうつもりは全然ない」
新たな戦略で固定票と新規の票という“二兎”を追えるのか、公明党は正念場の夏を迎えています。
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