岡山理科大学と倉敷市が、共同で研究していたワインに使うブドウの新しい品種の育成に成功し、きのう(4日)記者会見が開かれました。

ワイン用ブドウの新品種「マスカットシラガイ」です。会見には、岡山理科大学の教授、倉敷市、ふなおワイナリーの社長らが出席しました。

新品種は、マスカット・オブ・アレキサンドリアと高梁川流域のみに分布する野生種「シラガブドウ」を交雑したものです。

このプロジェクトは、2018年に3者が地域振興事業として新品種の育成に向けた協定を結び、研究が進められてきました。

会見では、去年収穫された新品種のブドウで試験醸造したワインもお披露目されました。

(岡山理科大学 星野卓二名誉教授)
「ちょうど8年目になりますけど、成果が一応区切りがついた。岡山特産のもので作った新品種が、少し付加価値をつけて、みなさまに愛されるような、そういうワインになっていけばいいと思っております」

新品種のブドウを使ったワインの販売は、3~4年後を目指すということです。