2024年に閉館した青森市の「棟方志功記念館」について、青森商工会議所は市に対し、利活用に向けて要望書を提出しました。西市長は、志功を中心にした施設で整備を検討する考えを示しました。

青森商工会議所の倉橋純造 会頭は、青森市の西 秀記 市長に2024年3月に閉館した棟方志功記念館に関する要望書を提出しました。

要望では、棟方志功の画業を顕彰する施設として再び開館することや、市と県が協力し再生計画を策定することなど3項目です。

青森商工会議所は、いずれも「速やかな対応」を求めました。

これに対して、西市長は志功を中心にした施設にするとしたうえで、記念館同様、「棟方志功」という名前を残す方針を示しました。

青森市 西秀記 市長
「できるだけ早く、次の計画を策定したいと思っています。やはり、棟方志功を中心にした施設になっていくと思います」

市は、昨年度行った調査の結果を踏まえ、現時点では旧記念館を建て替えるのではなく、修繕を検討しているとしています。