広島労働局や建設業労働災害防止協会広島県支部の職員14人が4日、広島市中区基町にある、ラグジュアリーホテルや広島商工会議所などが入る予定の高層ビルの建設現場で行われている、作業員の労災事故や熱中症などを防止する取り組みを視察しました。

この現場では、安全対策のほか、エアコンや売店が備わった「クールダウンスペース」を設けたり、「熱中症バスターズ」と呼ばれるスタッフが、スポーツドリンクや飴を配って回ったりと、熱中症対策も徹底されています。

広島労働局の小沼宏治局長は、この「熱中症バスターズ」について「あまりない取り組みで印象深い」としながら、「作業中の方々にとっては非常にありがたいと思う」と話しました。

ことし6月から職場での熱中症対策が義務化されていて、広島労働局は「体調不良者の早期発見やその後の対処法の周知を徹底してほしい」と呼びかけています。