アイルランドの首相が広島市を訪れ原爆慰霊碑に献花しました。また、8歳のときに被爆した八幡照子さんの体験にも耳を傾けました。

広島市を訪れたのは今月1日から来日しているアイルランドのミホール・マーティン首相です。4日午前、広島市の松井市長の案内で原爆慰霊碑に献花しました。

その後、マーティン首相は8歳のときに被爆した八幡照子さんの証言に耳を傾けました。八幡さんは爆心地から2・5キロ離れた自宅で被爆。裏庭から5、6メートル吹き飛ばされたことなど当時の状況を英語で話しました。

アイルランド マーティン首相
「核兵器の拡散を阻止する働きかけをしていかなればならない。とても難しい仕事だけど、国連と働きかけ続けていく」

マーティン首相は芳名録に「被爆者と広島の人たちの強さに敬意を表します。核兵器の脅威のない世界に向け責任を持って取り組む」などと記帳しました。