参議院選挙で改選議席1の佐賀選挙区には、4人が立候補しました。

各候補は有権者に何を訴えたのか、それぞれの第一声です。2010年以来、5回連続で自民党が制してきた参議院佐賀選挙区。

改選議席1に対し今回は4人が立候補しました。

諸派・新人の松尾芳治氏は、消費税廃止などのほか日本保守党との協力も訴えます。

諸派 松尾芳治氏
「消費税廃止を含む減税と1次産業の皆様に対する戸別補償というのを公約に掲げております」「この佐賀から国政に言って欲しいと皆さんから代理人として頼まれるのであれば、ぜひ日本保守党さんとの政策協力は行っていきたいと考えております」

立憲・新人の富永明美氏は物価高対策として減税を訴えます。

立憲民主党 富永明美氏
「食料品の消費税率の0%、そしてガソリンの暫定税率の廃止、そこで少しでも私たちの家計を楽にします」「物価高からあなたを守り抜く、私は本気で守ります」

自民・現職の山下雄平氏は物価高を超える賃上げを実現していくと主張しました。

自由民主党 山下雄平氏
「この物価高に対応できていないんじゃないかという声も何度も聞いて参りました」「公的に価格が決まっている部分から賃上げができる体制をつくっていかなければならない。それが中小、小規模企業に広がっていく、そうした確信を持っています」

参政・新人の下吹越優也氏は、党が掲げる「日本人ファースト」を強調します。

参政党 下吹越優也氏
「我々参政党は、排外主義をやりたいんじゃない。外国人を差別するつもりもない。ただ、この失われた30年のなかで我々の所得は全く上がっていないんです」「まず優先的に日本人の生活を豊かにしてください」

今回の参院選では非改選の議席と合わせて与党が過半数を維持するか、野党が与党を過半数割れに追い込むのかが焦点となります。

衆議院が少数与党となっているため事実上の政権選択選挙とも言われている参院選。

そのカギを握ると言われているのが佐賀選挙区などの1人区で1議席を巡って激しい選挙戦が予想されます。

投票は今月20日です。