那覇市で行われたプロ野球公式戦。県出身選手が躍動し、スタジアムは大いににぎわいました。

埼玉西武ライオンズ対オリックス・バファローズ。この日も、沖縄セルラースタジアム那覇には多くの野球ファンが詰めかけます。最大の注目は、背番号18番を背負うオリックスバファローズ、宮城大弥。興南高校時代以来、6年ぶりに沖縄のマウンドに上がりました。

序盤で2点の援護をもらった宮城は家族の見守る前で、持ち味の緩急を生かしたピッチング。相手打線を翻弄し、スコアボードに0を並べます。5回には、ノーアウト満塁と絶対絶命のピンチを迎えますが、ここから踏ん張り1点も与えず。成長した姿を沖縄で披露します。

しかし、6回。2アウトからのフォアボールをきっかけに連打を浴び、2失点。同点に追いつかれます。7回111球の熱投を見せ、ふるさとの歓声を浴びた宮城でしたが、目指してきた勝利投手には一歩及びませんでした。

▼宮城大弥投手の父・亨さん
「お疲れさん、だけですね、言うのは。やっぱり地元なので、色々な方もいるし、いろいろな人に力を与えるような投球をしてほしいとずっと思っていて。その形が見せられてよかったと思います」

試合はその後、両チーム継投になり9回にはライオンズの石垣島出身平良海馬が登場。最速158kmの剛速球を投じスタジアムを沸かせます。

手に汗握る試合は、延長10回、4点を勝ち越したバファローズ。ライオンズを6対2で下し、真夏の沖縄シリーズを連勝で締めくくりました。

宮城大弥 投手
「1球1球歓声してくれたり独特の指笛がなっていたりとか、なつかしい雰囲気がありました。チームとして日本一リーグ優勝目指して頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします。」

今年は2日間で2万7千人を超えるファンが来場し盛りあがりを見せました。