暑い夏を乗り切ってもらおうと、広島市の青果組合が旬のスイカを原爆養護ホームへプレゼントしました。

およそ100人の被爆者が暮らす安芸区の原爆養護ホーム、「矢野おりづる園」です。東部広島青果卸売組合が旬の野菜や果物を楽しんでもらおうと6年前から差し入れをしていて、きょうは尾道市の因島で収穫された初物のスイカ12玉などを届けました。また、七夕を楽しんでもらおうと笹や、組合のメンバーが作った短冊と飾りも贈られました。「矢野おりづる園」には先月20日、即位後初めて広島を訪れた天皇皇后両陛下が訪問されました。

入所者 佐々木伸江さん(90)
「(先日、天皇皇后両陛下が)はるばる私たちのために来ていただいて、感動しました。(今日はスイカがきましたが?)大変重いです」
入所者 牧野綾子さん(85)
「感謝してます皆さんに」
入所者 土井時子さん(91)
「スイカ早く割ればいいのに…」

東部広島成果卸売組合 住田郁生 組合長
「初物を食べると長生きするということで、被爆された方々に少しでも長生きしてもらうようもってきました」

組合は、今後もプレゼントを続けていきたいとしています。