看護師を目指す学生の将来に役立てばと、発達障がいのある子どもとの接し方を学ぶ研修が岡山県瀬戸内市の福祉施設で行われました。

研修は発達障がいのある子どもが自立できるよう様々な教育プログラムを行っている瀬戸内市の統合ケアハウスリンクスが開いたもので、長島愛生園附属看護学校の1年生、5人が参加しました。

学生たちはリンクスのスタッフから「発達障がいのある子どもの心を開くには、積極的に褒め、自己肯定感を高めることが大事」などと接し方のポイントを聞いた上で、実際に子どもたちと触れ合いました。

(学生)
「関わる上で大切なことは、その子に向けて関心を持つことかなと思いました。関心を持ったら、相手からもいっぱい話しかけてもらえるんじゃないかなと、さっき関わって思いました」

(統合ケアハウスリンクス 渡邊則子さん)
「子どもたちを知ることがとても大事になってくるので、人と人をむすびつける仲立ちができる看護師になってもらいたいなと思います」

厚生労働省によりますと、医師から発達障がいと診断された人の数は2022年時点で87万2,000人と推計され、2016年より大幅に増えています。