イランがIAEA=国際原子力機関への協力を停止すると発表したことについて、アメリカの国務省は「容認できない」と批判し、査察を受け入れるよう求めました。

アメリカ国務省 ブルース報道官
「イランがIAEA(国際原子力機関)への協力を停止したことは容認できない」

アメリカ国務省は2日、このように批判し、イランは査察を受け入れ、NPT=核拡散防止条約に基づき、申告していない核物質や核施設などの必要な情報をIAEAに提供しなければならないと強調しました。

また、アメリカ国防総省は、核施設への攻撃でイランの核兵器開発が最大で2年遅れるとの分析結果を明らかにしました。

イランの核施設の被害分析をめぐっては、「数か月」遅らせただけだとの情報機関の分析が報道されるなど、成果に疑問の声も上がっています。