110番通報も「百聞は一見にしかず」です。山梨県警は10月から、映像も送ることができる110番映像通報システムの試験運用を始めました。
一体どのような仕組みなのでしょうか?

通信指令員:
はい、110番通報です。事件ですか?事故ですか?

県内の110番通報を受け付ける山梨県警通信指令室です。

10月から試験運用を始めたのが…

110番映像通報システム

このシステムは通報を受けた警察が必要と判断した場合、通報した人に依頼して映像や画像を送ってもらい通信指令室で現場の情報を把握するものです。
西垣友香 キャスター:
これから不審物を発見したという想定で通報します。

通信指令員:
緊急110番です、事件ですか?事故ですか?
西垣キャスター:
今歩いていたら通路に不審なモノを発見したので通報しました。


大規模な事故や事件など指令室が必要と判断した場合、スマートフォンにURLが記載されたショートメッセージを送信します。

通信指令員:
撮影開始というボタンを押してもらってもいいですか?
西垣キャスター:
はい、今映りました、これです通報したものは。


通信指令員:
白いTシャツに血のような跡とナイフに血の跡があります。確認できてます。その他に人や物は落ちてたり居たりしますか?
西垣キャスター:
手袋みたいなものがあります。


通信指令員:
手袋ですね、ピンク色の手袋ですよね、ここにも血のような跡付いてますね、至急警察官を現場に向かわせます。

この1か月あまりで事故を中心に8件使用され、実際にこのシステムで容疑者逮捕につながった例もあります。


通信指令課 田代崇次席:
被害者の方が110番映像通報システムで撮影していただいた被疑者の車両を送っていただきました。付近で被疑者を職務質問し検挙につながっております。

半年間の試行期間を経て2023年4月、本格的に運用します。














